12月19日発売の「女性セブン」(小学館)、同月25日の「スポニチ」、翌26日の「週刊文春」(文藝春秋)が相次いで報じた、中居正広さんによる性加害疑惑、女性との深刻トラブル。
1月8日発売の「週刊文春」でも続報が伝えられ、中居さんが9日に「トラブルは事実」と認める謝罪文を表明したことで、中居さんは全レギュラー番組を事実上の降板状態となった。
そんな中、全くの無関係にもかかわらず、「元SMAPだから」という理由だけで香取慎吾さんがトバッチリを受けたのではないかと、12日の「FRIDAYデジタル」(講談社)が報じた。
記事によると、1月上旬に予定されていた深夜のバラエティ番組『ハチミツ!!』(フジテレビ系)の収録に香取さんが参加予定だったが、「中居正広さんを連想させてしまうため、香取さんの出演は中止になりました」とフジから説明があったという。
表向きは、中居さんが勝手にやったことで、フジはトラブルと全くの無関係という建付けとなっているものの、実際にはフジが多分に糸を引いていたこと、少なくともトラブルの後で必要な調査などの対応をとらなかったことは事実だろう。
そんな中で、SMAPが全面的に責めを負う状況は、まるで9年前、2016年の『SMAP×SMAP』で異様な謝罪を強いた状況、“公開処刑”と呼ばれたあのときと同じではないだろうか。
なお、FRIDAYの取材に対し、フジは「そもそもそのような収録が決定していたとの事実はなく、ご指摘にあるような説明が行われた事実もありません」と回答している。
(文/野村翔太)