![星野源『紅白歌合戦』歌唱曲めぐりNHKの都合に振り回されていた](https://the-audience-news.com/wp-content/uploads/2025/01/hoshinogen_kohaku2024-1024x575.jpg)
昨年大みそかに放送された『紅白歌合戦』(NHK)で、覇気のない表情、無言での10秒間などを見せ、「激怒している」「悔しさを押し殺しているのでは」といった声が上がるなど、大きな物議を呼んだ、シンガーソングライターで俳優の星野源さん。
星野さんが当初予定していた「地獄でなぜ悪い」ではなく「ばらばら」を歌唱するに至った経緯については、「地獄でなぜ悪い」が性加害疑惑を報じられた園子温監督の同名映画の主題歌だったことで、世間から多くの疑問の声が噴出したためであることは、すでに広く知られているところだろう。
実は、「地獄でなぜ悪い」を星野さんが選曲した経緯は、「いま苦しい時代を生きる方々を勇気づけてほしい」というNHKからのリクエストを受け、自身がくも膜下出血で倒れ闘病生活をしていた時に作ったこの曲でその役目を果たしたいという思いからだったという。
それなのに、世間からの反発の声が上がると、NHKは曲の変更を要求。最終的にNHKの圧に屈する形で星野さんは「ばらばら」への変更を余儀なくされたと、7日の「週刊文春 電子版」(文藝春秋)が伝えている。
(文/門田智之)