19日発売の「女性セブン」(小学館)が報じた、タレント・中居正広さんが9000万円もの巨額解決金を支払ったという、芸能関係の女性との間の深刻トラブル。
25日に「スポニチ」が「女性はトラブルから1年たった今夏、放送局を退社している」と報道したことで、被害者が元フジテレビの渡邊渚アナだとほぼ特定された。
また、26日発売の「週刊文春」(文藝春秋)が、「9000万円SEXトラブル」と表現し、さらに詳しい当時の状況について報道。
記事によると、おそらく渡邊さんだとみられる被害女性は、当初、編成幹部Aさん、中居さんを含めた大人数での食事会に誘われ、立場上、Aさんの誘いは断れないとの判断で渋々参加を決意。
ところが、当日になって、Aさんだけでなく、被害女性と中居さん以外の全員がドタキャン。2人きりの密室を作られ性被害を受けたのだという。
一連の報道により、中居さんのイメージは大きく失墜。芸能生命も風前の灯火となっている。
報じられている内容が事実であれば、中居さんが「性加害ではなかった」と考えていようとも、女性側の負った肉体的、精神的ダメージは計り知れず、中居さんが責めを負うのは当然だろう。
だが、それ以上に悪質なのは、フジテレビが組織的に「性上納システム」を構築し、令和の今なおこれを続け、さらには隠蔽しようとしている疑いがあることではないだろうか。
また、中居さんにばかり注目が集まり、フジテレビの体質に対する注目度がそこまで上がっていない背景についてはこんな声も。
「中居さんは、いくつかの企業と業務提携することで、独立後も安定した仕事環境を作っていたと言われています。そのうちの1つ、業界で一定の影響力を持つB社との契約を更新しなかったのではないかとみられています。
B社が協力してくれなくなった、あるいは中居さんが窮地に陥るよう手引きした結果、今回の騒動を各メディアが容赦なく報じているという状況が生まれているのではないかと関係者間では話題になっていますね」(テレビ局関係者)
中居さん、そしてフジテレビは今後どのような対応をとるのか、多くの目がその動向を注視している。
(文/野村翔太)