競走馬の共同購入費を水増しして詐取した詐欺容疑で起訴されていた、日本中央競馬会(JRA)の馬主で会社経営者・大野裕被告に19日、懲役1年6ヶ月、執行猶予3年の実刑判決が下された。
大野被告は、現役のJRAジョッキー大野拓弥さん(2014年のスプリンターズSをスノードラゴン、2016年のチャンピオンズCをサウンドトゥルーで制しG1通算2勝)の父親。
大野被告は、自身が運営するブログで知り合った会社経営者の男性2人に対し競走馬の共同購入を提案。2人には140万円を水増しした金額を伝えて、これをだまし取った疑い。
被害に遭った男性がSNSで事の経緯を詳細に綴るなどし、一部で注目を集めていた。
(文/豊田武志)