今オフにソフトバンクから再度の育成契約を打診され、他球団との支配下契約を待つ方針を示していた仲田慶介が、西武と支配下契約を結ぶ見通しとなった。
仲田は、今シーズンの開幕直前に育成契約から支配下契約となり、貴重なユーティリティープレイヤーとして、強肩とガッツ溢れるプレースタイルで、1軍では24試合に出場し打率.214と投高打低の時代にあってはまずまずの数字を残した。
2軍では、打率.403、OPS.985、得点圏打率.421と圧倒的な成績を記録していた。
また、今オフに引退を表明した和田毅が、昨オフの契約更改の席上で「育成選手はプロ野球選手とは言えない」という趣旨の苦言を呈した際にも「本当に這い上がりたいんだな、1軍でプレーしたいんだなって思うのは、仲田選手くらい」と名指しで高い評価を受けていたことでも知られる。
(文/千川ちひろ)