審判の「待て」がかかった後、無防備な選手の後頭部めがけて上段蹴りする様子の動画がSNSで拡散され物議を醸している、宮崎県での子ども空手大会。
加害側は、セコンドにいた保護者が「待て」を無視し「行け」と指示。これに、加害側の子どもは従い、被害に遭った子どもに頸椎捻挫・全治3週間という大ケガを負わせた。
この危険行為に対し、被害側の保護者や所属道場の先生などが猛抗議。ところが、あろうことか、大会を主催していた宮崎の空手協会(正式名称:日本実践空手道教育協会)はこの抗議を問題視し、被害側に3年間の出場停止処分を下していた。
これを受け、IBKA(=真国際武道空手道協会)の会長が、宮崎の空手協会に激怒。10日までに同協会の会長の除名処分を決定したという。
(文/樋口健太郎)