医薬品を手掛ける興和とナゴヤドームは10日、中日ドラゴンズが本拠地にしているナゴヤドームのネーミングライツ(命名権)を興和が5年間取得することで合意したと発表した。
来年1月から、興和の商品である「バンテリン」を冠した「バンテリンドーム」という名称で呼ばれることになる。
これに関して、中日ファンを中心にプロ野球ファンたちが大いに議論している状況だ。
「興和さんの商品は数ある中で『バンテリン』を持ち出したのを是とする声と否とする声の両方がありますね。
『バンテリンドームのほうが筋肉痛にならなさそうでいいかも』ですとか、『略してバンドーなので、中日にぴったりやないか!』とかつてドラコンズの投手として活躍したタレントの板東英二さんを彷彿とさせるのでいいと言う声などが肯定的なものですね。
否定的なものですと『中日の勝ちゲームは胃に悪い接戦が多いからキャベジンドームで良いじゃないか』『毎年、怪我人続出の球団だと認定された気分』などがあります。
鉄壁感あって良かった
中でも特にかっこいいなと感じたのは『ザ・ガードから“ザ・ガードフィールドナゴヤ”とかにすれば鉄壁感あって良かった』というものです。
ナゴヤドームは外野フェンスが非常に高く、12球団でも屈指のホームランが出づらい球場ですから、『ザ・ガードフィールドナゴヤ』はぴったりな感じがしますね。
とは言え、4年連続日本一のソフトバンクの本拠地は『PayPayドーム』(昨年までは“ヤフオクドーム”)で、球場名がかっこいいかどうかは強さと関係ないみたいですし、命名する企業としてはインパクトの強さの方が広告効果的には重要なのかもしれませんね」(スポーツ記者)
バンテリンで怪我の痛みを軽減し、ザ・ガードやキャベジンで胃腸を整えて、来シーズンの中日が躍進する姿を期待してみたい。
(文/有村和巳)