ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手が、前人未踏の50本塁打と50盗塁を同一シーズンに記録する「50-50」を達成した。
20日(現地時間19日)、昨年ワールドベースボールクラシック(WBC)で準決勝、決勝の激闘を繰り広げた地でもあるローンデポ・パークで行われたマイアミ・マーリンズとの1戦。
「1番・DH」でスタメン出場した大谷は、初回に盗塁を決め50盗塁に到達。さらに2回にも盗塁を決め51盗塁まで伸ばした。
さらに、6回に迎えた第4打席でライトスタンドへ49号本塁打を放つと、7回の第5打席でレフトスタンドへ50号本塁打を突き刺し、瞬く間に「50-50」達成となった。
また、大谷はこの試合、5打席を終えた時点で、5打数5安打7打点2本塁打2盗塁。これで117打点となり、2005年に松井秀喜さんが記録した116打点を超え、日本人メジャーリーガー歴代最多打点も達成。
盗塁の日本人メジャーリーガー最多記録は、イチローさんが2001年に記録した56となっているが、ドジャースはまだ9試合を残しており、この記録も大谷が塗り替える可能性が十分考えられる。
MLB初の「50-50」達成だけでなく、松井さん、イチローさんというタイプの異なる日本人レジェンドが持つ記録を、同一年にまとめて抜き去るという歴史的な瞬間を迎えようとしている。
(文/潮崎達至)