学生時代はバトントワリング選手として、世界選手権第3位、1983年全米オープンバトン優勝という実績を残し、その後、劇団四季に入団しミュージカル俳優となり、退団後はスーパー歌舞伎などいくつもの歌舞伎作品に出演するなどしていた俳優の下村青(旧芸名:下村尊則)さん。
下村さんが15日に急逝したことを、公式X(旧Twitter)アカウント“下村 青 Official”が16日、発表した。
公式Xは「ファンの皆さま、関係者各位」として「これまで下村青を応援してくださった皆さまにご報告させていただきます。下村青は2024年8月15日午後4時ごろ、実家で旅立ちました」と亡くなったことを発表。
「詳しいことは現在調査中でございますので、追ってお知らせいたします」とし「20歳で劇団四季に入団し俳優の道を歩み始めてから、今年でちょうど40年節目の年でした…演劇界の異端児と異名を頂くほど個性豊かな役者ではありましたが、役に掛ける情熱は誰よりも素晴らしかったと誇りに思います。『情熱は力!!』下村青」と続けた。
そのうえで、通夜や告別式については「ご親族のご意向で密葬とさせていただきます。何卒ご理解いただけますようお願いいたします」と伝えた。
下村さんは1964年、青森県に生まれ、1984年に劇団四季に入団。2007年に退団後は、数々のストレートプレイやミュージカルとともに『スーパー歌舞伎II ワンピース』『スーパー歌舞伎Ⅱ 新版 オグリ』など歌舞伎作品にもたびたび出演した。
(文/門田智之)