JRA角田大河さん「自殺」に元騎手が「閉鎖された村社会」「違う道に逃げる選択肢を選んで欲しかった」やり切れない思い綴る | The Audience
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JRA角田大河さん「自殺」に元騎手が「閉鎖された村社会」「違う道に逃げる選択肢を選んで欲しかった」やり切れない思い綴る

JRA角田大河さん「自殺」に元騎手が「閉鎖された村社会」「違う道に逃げる選択肢を選んで欲しかった」やり切れない思い綴る
角田大河さん

 10日に、死去が発表された日本中央競馬会(JRA)所属騎手の角田大河さん。

 同騎手は1日の20時30分頃、函館競馬場の芝コース内に自動車で乗り入れ芝コースを損傷させたとして、3日からの騎乗停止処分を下され、停止期間については裁定委員会の議定により決められると発表されていた。
 
 一方で、JRAからの事情聴取を受けた今月2日以降、消息が不明の状態となっていたが、9日、北海道札幌市厚別区のJR上野幌駅で2日に発生した人身事故ではねられた男性の身元が、「滋賀県栗東市に住む20代の男性」と特定されたことが警察から発表されていた。
 
 聴取後には自力で立ち上がれないほどに憔悴していたという情報もあり、自身が犯した問題の重大さを認識した角田騎手が、電車に飛び込み自殺したものとみられる。

 悲しい結末を受け、元JRA騎手の義英真さんは11日、自身のX(旧Twitter)にてやり切れない思いを吐露した。
 
 義さんは「閉鎖された村社会。そんな環境が苦しくて病んで長期休業して復帰してすぐに引退しました。」と自身の現役当時をもとに、競馬界の特異性を回顧。

 そのうえで「ジョッキーを小さい頃から志してその世界しか知らない21歳。違う道に逃げる選択肢を選んで欲しかった。逃げる選択肢もあることを知って欲しかった。」と角田騎手のおかれた状況を思いながらコメント。
 
 「角田大河騎手のご冥福をお祈りします。」と追悼コメントで結んだ。
 
(文/豊田武志)