パリ五輪、バスケットボール男子に激震が走った。フランス戦後に左ふくらはぎの違和感を訴えた八村塁のチーム離脱が決定したのだ。
フランス戦後に左ふくらはぎの違和感から、現地でMRI 検査を実施した結果、左腓腹筋の負傷と診断されたという。
八村は日本バスケットボール協会を通じて「ケガの早期治療が必要になったため、NBA/FIBA ルールに基づき、残念なかがら今後のチーム帯同ができなくなりました。現地で応援してくださった観客の皆様、世界中のバスケファン、そして日本のファンの皆様、本当にありがとうございました。チームメンバーと共に、日本バスケにとっても非常に良い試合ができたと思いますし、AKATSUKI JAPAN の一員としてプレーできたことを誇りに感じています。いま日本代表はブラジル戦の勝利に向けて挑み続けています。引き続き、AKATSUKI JAPAN への 応援をよろしくお願いいたします」との声明を発表している。
一方で、八村がフランス戦での選手やチームスタッフとのハイタッチの際、露骨にトム・ホーバス監督とのコンタクトを避けるシーンがクローズアップされるなど、監督との確執や不和が今回の離脱の主因ではないかとみる向きも一定数ある。
何にせよ、日本が誇るNBAプレイヤーを欠いた状態で、グループラウンド最終戦となるブラジル戦を日本時間2日18時に迎えるバスケットボール男子代表。
ここまでの2戦とは異なるスタイルで、わずかに残されたグループラウンド突破の可能性をものにすることに期待したい。
(文/樋口健太郎)