19日に行われた「第44回日本アカデミー賞」の授賞式で、最優秀主演男優賞に選ばれたのは『ミッドナイトスワン』の草彅剛さんだった。
『ミッドナイトスワン』は昨年9月25日の封切りながら、今もなお全国の複数の劇場で公開されており、間もなく半年というロングラン上映となる。
一方で、不自然にも「第44回日本アカデミー賞」で優秀主演男優賞(5人が選ばれ、この中から最優秀主演男優賞が決まる仕組み)にも選ばれなかった『天外者』の三浦春馬さん。
『天外者』は昨年12月11日からの公開で、すでに3ヶ月以上のロングラン上映となっているわけだが……。
封切りから5ヶ月経過での追加上映
「19日に、これまでに発表されていた“ガーデンズシネマ(鹿児島県)”での5月2日よりもさらに遅い、“玉津東天紅(大分県)”での5月11日からの『天外者』追加上映が発表されました。
封切りからちょうど5ヶ月経過という日付での追加上映ですから、玉津東天紅さんの上映期間次第では『天外者』も現在の『ミッドナイトスワン』のように半年に渡るロングラン上映となりますね。
それに、現在上映を続けている劇場がこのまま6月以降まで上映延長する可能性もありますし、現時点で2ヶ月先の追加上映が決まっていっている状況を考えれば、まだまだ追加上映や再上映の情報が今後聞こえてきそうですよ」(メディア記者)
おそらく、草彅さんの最優秀主演男優賞受賞により『ミッドナイトスワン』の上映期間はまだまだ延びるだろう。
だが、三浦さんの『天外者』も今の評判や勢いを考えれば、『ミッドナイトスワン』と同じ、あるいはより長く上映される可能性も考えられる。
果たして、どちらがより長い期間上映される作品となるだろうか。その答えは今は分からない。
だが、2つの作品が非常に優れており、多くのファンに愛されているという共通の事項があることは、すでに間違いないだろう。
(文/西野麻衣)