10日午前2時すぎ、埼玉県の東北自動車道・加須インターチェンジの出口から、乗用車が下り車線に進入。逆走する形となり正方向に走行していた大型トラックと正面衝突。
この事故で、乗用車を運転していた30代とみられる男性が死亡した。
その後の調べで、男性は自衛官とみられ、事故前に「今までありがとう」といった遺書めいたメールを親族などに送信していたことが判明。
男性は女性関係のトラブルを抱えていたとみられ、警察は、男性が自暴自棄になり、あえて逆走して大型車に突っ込んだとみて捜査している。
報道を受け、「自殺を思いとどまれなかったものかという思いももちろんあります。でも、それ以上に死ぬなら極力回りに迷惑とならない方法をとれなかったものかという憤りを感じます」「1人で勝手に死んでくれよ」「相手がたまたま大型トラックだったから、命に別状はなかったみたいだけど、通常の乗用車や軽自動車だったら相手も死んでいた可能性が高い。死者に鞭打つ形にはなるけど、こんな身勝手な行為は許しがたい」といった声が上がっている。
(文/福島秀明)