人気ロックバンド「Mrs. GREEN APPLE」が12日、飲料メーカー大手「コカ・コーラ」とコラボした新曲「コロンブス」をリリース。
同日、Mrs. GREEN APPLEのYouTubeチャンネルで公開した同曲のMVに、先住民を猿の着ぐるみで表現したり、コロンブスが猿に人力車を引かせたり、人種差別的な表現が多数見られるとして、ネット上では大きな物議を呼んだ。
これを受け、Mrs. GREEN APPLEは「歴史や文化的な背景への理解に欠ける表現が含まれていたため」との理由でMVの公開を中止した。
さらに、ボーカル&ギターの大森元貴さんは、「差別的な表現に見えてしまう恐れがあるという懸念を当初から感じておりました」とし、「意図とは異なる伝わり方もするかもしれないと思い、スタッフと確認し合い、事前に特殊メイクのニュアンス、衣装、演じ方のフォロー、監修をしていたつもりではおりましたが、そもそもの大きな題材として不快な思いをされた方に深くお詫び申し上げます」と謝罪の言葉を述べた。
しかし、大森さんの謝罪文に対しても「差別になる懸念をしていたけどイケると踏んで出しましたって…。差別になるとは全く気付かずにいたよりも酷いじゃん。分かってて、確信犯的にやったってことやからね」といった批判の声が寄せられている。
(文/吉良栄蔵)