ソフトバンク・近藤健介とパ・リーグの首位打者をめぐって激しい争いを繰り広げている、日本ハムの正捕手・田宮裕涼。
昨年までのプロ5年間で、通算31試合出場、打率.228の成績だった田宮だが、今シーズンは開幕戦から正捕手の座をつかみ、ここまで48試合出場で、打率.335、2本塁打、24打点と出色の活躍を見せ続けている。
そんな田宮は、一昨年までは日本ハム所属、キャッチャー出身で広角にヒットを打てる巧打者・近藤との比較で、一部では「近藤2世」とも呼ばれている。
しかし、これに不快感を示したのがほかでもない、日本ハムの新庄剛志監督。
元プロ野球選手で、現在は野球解説者や野球YouTuberとして活躍する高木豊さんが9日、この日のヤクルト戦のラジオ中継『STVファイターズLIVE』にて、「田宮、いい選手ですよ」としみじみコメント。
続けて「新庄監督が言ってましたけど『田宮は田宮。“近藤2世”とか色んなこと言われるけど、田宮は田宮なんだ。近藤とは比べないでほしい』と。『近藤と比べられるのが一番腹が立つ』と言ってましたよ」と、新庄監督の田宮に対する熱い想いを代弁した。
(文/公文裕介)