29日、東京ドームで行われた巨人対ソフトバンクの一戦は、巨人が1-0で延長サヨナラ勝利を収めた。
両チームの打線が決定打を放てず、両チームの投手陣が素晴らしい投球を見せ続けたこの日の試合は、延長12回裏、この回からマウンドに上がったソフトバンクのクローザー・オスナに対し、巨人打線が見事なつながりで勝負を決めた。
先頭・丸佳浩が逆方向(左翼)への巧打で出塁すると、代打・小林誠司が送りバントを決め一死二塁。
ここで、3番・吉川尚輝がオスナの初球を完璧にとらえ、右翼フェンス直撃のタイムリーヒットで、4時間29分に及んだ熱戦に決着をつけた。
なお、最後の場面、間に合う可能性は低かったとは言え、右翼・川村友斗の必死の返球を捕球することなく、うなだれてベンチに引き上げるオスナの姿には批判の声が上がっている。
(文/中牟田晃)