ロックバンド「ウルフルズ」のボーカル・トータス松本さんについて、29日の「週刊文春 電子版」(文藝春秋)が《「ガッツいたぜ‼」ウルフルズ・トータス松本(57)コロナ雇調金1億円を返金》のタイトルで記事を掲載した。
記事には、松本さんが代表取締役会長として名を連ねる、義父の営むアパレル販売会社が、コロナ禍の「雇用調整助成金」を不正受給していたこと、これを会社は認め、受け取った助成金とペナルティなど1億円以上を返還済みであることなどが綴られている。
この報道を受け、松本さんやウルフルズなどが所属する音楽プロダクション「TAISUKE」が同日、X(旧Twitter)を通じ、謝罪文を公表した。
TAISUKEは「日頃から応援してくださっているファンの皆様、そして、ご支援くださっている関係者の皆様にご迷惑とご心配をおかけしておりますこと、心よりお詫び申し上げます」と報道について謝罪。
「本件報道に際して、株式会社文藝春秋週刊文春編集部より質問状を受領するまで、トータス松本は事実を全く認識しておりませんでしたが、自らの社会的責任を痛感し、質問に直接回答するべくインタビューに応じ、自ら知るところを包み隠さず話したという経緯でございます」と経緯を説明した。
また、「本件報道の内容をトータス松本も重く受け止め、責任を痛感しており、信頼回復に努めてまいります」と陳謝。「尚、トータス松本は、名目的なものではあるものの、本件報道で問題とされた会社の代表取締役の一人でありましたが、同社と協議の上、辞任しました」と、松本さんが代表取締役会長から辞任したことも併せて発表した。
(文/等々力おさむ)
~ライター略歴~
山梨県出身
かつては某俳優の付き人を務めていた
現在は芸能ネタを中心にライターとして活動中