28日、バンテリンドームで行われた中日対西武の交流戦開幕戦は、中日が3-0で快勝した。
試合後、この日から急遽、指揮を執ることになった西武の渡辺久信GM兼監督代行は、「セ・リーグの戦いに当然、DHはない。ある意味どっちのリスクを取るか。おかわり(=中村剛也)とコルデロには出てもらわないと」とコメント。
打率.167、1本塁打、3打点で前日までは2軍調整が続いていたコルデロと、今シーズンももちろんのこと、長年にわたり結果を出し続けてきた中村剛也を同列に語り、29日以降もコルデロのスタメン起用を継続することを示唆した。
先述した成績かつ、この日も3打数無安打だったうえに、先発・今井達也の足を引っ張る拙守をみせたコルデロの、どこにスタメン継続の価値があるというのか。
前週末の2連勝は、滝澤夏央、平沼翔太といったバットコントロールに優れ、2ストライクに追い込まれても粘り強い打撃ができる選手の活躍があればこそ。
それを理解できない渡辺監督代行では、ロースコアを勝ち切ることはかなり難しいのではないだろうか。
(文/千川ちひろ)