16日にX(旧Twitter)にアップされたある投稿が大きな反響を呼んでいる。
東京・中野区に店舗を構える、やきとん居酒屋が、“名物”として「レバテキ」を提供しており、これが生の豚レバーをサッと炙った程度の火入れしかしていないということで、「危険すぎる」「肝炎とか寄生虫とかヤバいことだらけだろ」といった指摘が殺到しているのだ。
投稿された写真や、この店舗および系列店舗(新宿区)の公式SNSにアップされている写真からも、明らかに外側以外は生の状態であることがうかがえる。
厚生労働省では「豚のお肉や内臓を生食するのは、やめましょう」と呼びかけており、平成27年6月12日から食品衛生法に基づいて、豚のお肉や内臓を生食用として販売・提供することを禁止しましたと記している。
「豚レバーをはじめとする豚のお肉や内臓を生で食べると、E型肝炎ウイルス(HEV)に感染するリスクがあります。E型肝炎は劇症化することもあります。
また、豚を生で食べると、サルモネラ属菌やカンピロバクター・ジェジュニ/コリ等の食中毒のリスクがある(※)ほか、世界では、豚からの有鉤条虫、旋毛虫等の寄生虫への感染も報告されています。」と、具体的な危険性についても注意喚起を行っている。
(文/二宮誠司)