一時は巻き返しの可能性が出ていたが、ここに来て最低記録は痛すぎる。
10日に放送された、菅野美穂さん主演で、娘役を浜辺美波さんが務めているドラマ『ウチカレ』こと『ウチの娘は、彼氏が出来ない!!』（日本テレビ系）第9話の視聴率が7.9％（ビデオリサーチ調べ、関東地区）だったことが11日分かった。
第1話で10.3％と高視聴率の部類でスタートを切ったものの、第2話で一気に8.8％までダウン。
第3話ではさらに下げ8.1％、ここから持ち直し、第4～7話では8.2％、8.3％、8.4％、9.0％とじわじわ数字を伸ばした。
しかし、前話の第8話で8.6％に落とすと、今回はさらに0.7ポイント下げての番組史上最低スコアをマークしてしまったのだ。
“奥の手”も逆効果…
「終盤に来て、脚本を担当している北川悦吏子さんの過去のヒット作『愛していると言ってくれ』（平均視聴率21.3％、最終話では最高値の28.1％）で、常盤貴子さんとW主演を務めた豊川悦司さんを投入するという“奥の手”を使い、第1話以来の10％超えを狙ったんでしょうけどね。
目論見は見事にはずれ、数字はむしろ急降下する結果となりました。
第9話を見た視聴者からは『浜辺美波ちゃんと岡田健史くんのシーンだけが見たい』という声が出ており、ドラマ開始初期の頃からそうですが、視聴者のニーズと番組を制作するサイドの供給のバランスが悪いことが、この痛々しい視聴率という結果につながっているんだと思いますよ」（メディア記者）
泣いても笑っても、残すところ最終話のみ。
『ウチカレ』は、最後にどうにか格好を付けられるのか、最終話の内容と視聴率に注目したい。
（文／恵和恵）