9日、吉本興業より、エージェント契約を結ぶタレント・加藤浩次さんとの契約を更新せず、31日をもって契約終了となることが発表された。
「タレント加藤浩次は当社とエージェント契約を締結したうえで芸能活動を行っておりましたが、双方の協議の結果、同契約の期間満了により2021年3月31日(水)をもってエージェント契約を終了することになりましたのでご報告します」と吉本興業公式サイトに掲載されている。
また、今後の加藤さんへの出演依頼やスケジュール問い合わせについては専用のメールアドレスを掲載し、そちらまで連絡してほしいとも。
関係性は一筋縄ではいかないのか
「これまでに、一昨年の闇営業問題に端を発するいわゆる“加藤の乱”を受け、情報バラエティ番組『スッキリ』でMCを務めている加藤さん、近藤さんともに、従来の吉本興業との『マネージメント契約』から『エージェント契約』へと変更したことが分かっていました。
そして、3月末をもって近藤さんについては『スッキリ』を卒業することも明らかとなっていました。
ただ、契約形態変更も番組卒業も“加藤の乱”を受けての報復などではないと、加藤さん、近藤さんサイドも吉本興業サイドも揃って否定していました。
したがって、両サイドに軋轢などはないのかとも見られていましたが、契約期間満了のタイミングとは言え、こうしてエージェント契約すらも更新しない状況を見ると、やはり両サイドの関係性は一筋縄ではいかないのかと思われますね。
とは言え、吉本興業からの今回の発表では、今後の加藤さんの活動へもエールを送っていますので、ケンカ別れという感じでもないのかと思いますよ。
以前に、吉本興業の大崎会長が語っていたとおり『吉本を去った以上、もうサポートはしない。でも邪魔するようなことも決してない』というのが実情かと。
無論、経緯を考慮して番組サイドが吉本興業を去ったタレントを起用するにあたって、なんらかの配慮をする可能性は否定できませんけどね」(メディア記者)
加藤さんの吉本興業との契約終了を受けて、近藤さんが次の契約満了時にどのような判断を下すのかは注目されるところ。
また、すぐにはありえないとしても、加藤さんの『スッキリ』MCとしての座も、近い将来危うくなるかも知れない。
(文/佐藤博幸)