英BBCが9日、公式X（旧Twitter）を更新。明日10日に、日本外国特派員協会で、旧ジャニーズの性加害問題を追うモビーン・アザーさんとメグミ・インマンさんによる記者会見を開くことを告知した。開始時刻は10日の15時からだという。
アザーさんは、3月30日に放送（翌31日に再放送）したBBCのドキュメンタリー番組、昨年報じたジャニーズ問題に関する続編および関連するYouTube動画などで、SMILE-UP.（旧ジャニーズ事務所）の社長・東山紀之さんに対し、鋭い質問をぶつけたジャーナリスト。
アザーさんの質問により、東山さんは以下の内容などを主張した。
・ジャニー喜多川以外にも2人、性加害者がいる
・上記加害者を被害者が刑事告訴するなら協力するが、被害者が誰だか分からない
・誹謗中傷は無くしたいが、中傷をする者にも言論の自由や正義がある
・実際には被害に遭っていない者が、虚偽の被害申告をしていることについて強調してほしい
耳を疑う主張の連続に、視聴者からは「これが東山の本音か」「SMILE-UP.に名前を変えようが、STARTO ENTERTAINMENTを作って、なんとなく別の会社ですとアピールしてても、結局、根っこの部分は何も変わってない」「他者を軽んじ、権力で各方面を封じ続けた会社にいると、こんなホラーみたいなことを平気で言う人間になるんだな」など、数多くの批判の声が上がった。
アザーさんらが、日本外国特派員協会で会見を開く意味は非常に大きい。
同日には、STARTOの旗揚げライブが東京ドームで予定されており、まともに問題解決に至っていない中、何食わぬ顔で、前に進もうとする同社の姿勢に警鐘を鳴らす効果が期待される。
そして、SMILE-UP.およびSTARTOに完全に舐められている、日本の大手メディアがこれをどのように報じるのか、自らの身の振り方をどう見つめ直すのかにも注目が集まる。
（文／福田優太郎）