フットウェア大手、スポーツブランド「Reebok Japan」の社長・田中裕輔さんが13日、自身のX(旧Twitter)で、アイドルグループ「SixTONES」とのアンバサダー再契約をめぐり、SMILE-UP.(旧ジャニーズ事務所 以下SU社)およびSTARTO ENTERTAINMENT(以下SE社)の現状について私見を語った。
Reebokは昨年、SixTONESとアンバサダー契約を結び、今年3月5日で契約期間満了となっていた。田中さんはアンバサダー契約2年目に向けて前向きだったが、SU社およびSE社の姿勢により実現に至らず、いったん契約を終了することになったことを6日に明かしていた。
田中さんは13日、XにてSUおよびSEへ以下3つの要望を掲げた。
【1】ちゃんと情報開示をして欲しいです
【2】タレントの意向も聞いてファンの気持ちも考えて欲しいです
【3】とにかく対話がしたいです
【1】については「SE社はSU社から何の権利や資産を引き継ぐのか、SU社とは今後どのような契約になってお金の流れはどうなるのか、各タレントとはどんな契約になって行くのかなど、我々は今まで何も聞かされていなく、今後もちゃんと開示する予定は無いと聞いています」と明かしている。
SE社がSU社から独立した、全く別の会社となったかどうかを知るうえで、最重要である“権利”や“資産”について、SE社は何も明かしておらず、今後もきちんと開示する予定がない、と言うのだから驚きである。
【2】については「契約内容について話し合った時に言われた内容はタレント自身の意向を反映しているとは思えませんでした」「ファンの皆さまの気持ちに寄り添った形にしたいと提案しても話し合いさえさせて頂けません」と指摘している。
【3】では、「福田社長は正式就任して早や3ヶ月以上経ちましたがどれだけ望んでも対話する事は実現できません」と、SE社の社長・福田淳さんの姿勢に言及している。
いずれも、対話の機会をただの1度も設けようとして来なかった、SE社の傲慢さがハッキリと見て取れる。
このような状況で、新規の契約に邁進しようとしている民放各社は、一体、SU社およびSE社の何を見ているのだろうか。
(文/福田優太郎)