オフに西武からソフトバンクへFA移籍。移籍決定まで、さらには、人的補償をめぐってもネガティブな話題を振りまき続けた山川穂高。
それでも、周囲の雑音をかき消すように練習に明け暮れ、24日に行われた初の対外試合、台湾・楽天モンキーズ戦に「4番・一塁」で先発出場すると、3-3で迎えた3回裏、無死二塁から移籍後“初本塁打”を放つなど3打数2安打2打点の活躍。
日本スポーツ企画出版社が発行した2024年シーズンの選手名鑑では「本塁打王3度の大砲も、昨季はWBCの歓喜から一転、暴行疑惑で謹慎処分と天国から地獄を味わった。FA移籍でもごたごた続きで、何としても結果を出さなければならない」と、紹介文でフルスイングな煽りを受けていたが、この調子ならアンチを黙らせる活躍を見せてくれるかもしれない。
(文/中牟田晃)