お笑いコンビ“プラス・マイナス”の岩橋良昌さんとの契約について、所属する吉本興業が22日、マネジメント契約を解除したことを、同社の公式サイトで発表した。
契約解除に伴い、岩橋さんと兼光タカシさんのコンビも解散になる。
吉本が発表した全文は以下のとおり
「プラス・マイナス 岩橋良昌 契約解消のご報告
当社は、2024年2月22日(木)をもって、プラス・マイナス 岩橋良昌(いわはし・よしまさ)とのマネジメント契約を解消しましたのでご報告いたします。
岩橋はX(旧Twitter)等のSNS において、関係者の名誉を毀損する不適切な投稿行為や配信が認められたことから、当社はマネジメント会社として、その都度面談のうえで注意指導を繰り返し実施してまいりました。
当社は2月21日(水)にも岩橋と面談いたしましたが、その直後に当社からの注意、要請に反する投稿を行うに至ったことから、これ以上のマネジメント契約の維持は困難と判断し、やむなく契約解除通知をするに至りました。
一方的にお名前を出された方々に多大なご迷惑をおかけいたしましたこと、お詫び申し上げます。
岩橋及びプラス・マイナスとして予定していた芸能活動については、改めてFANYチケット公式サイト(https://yoshimoto.funity.jp/)等でご報告申し上げます。
ファンの皆様、関係各位に大変なご迷惑をおかけしておりますこと、お詫び申し上げます。」
もちろん、岩橋さんの発信の方法については容認できない部分があったことは事実だろう。しかし、パワハラや暴力の被害を訴えていることについて、吉本は十分な聞き取りや関係者らへの調査を行ってきたと言えるだろうか。
特に、岩橋さんが今月19~20日に発信した「真木よう子とHey!Say!JUMP中島裕翔からエアガンで撃たれた」という告発は、事実であれば刑事事件にも該当し得るもの。泣き寝入りを半ば強制するような形にはなっていないだろうか。
十分な調査や検証を経ないままに、不適切投稿という部分を強調して、「うるさい」「余計なことをしゃべるな」「辞めろ」といった、旧態依然としたスタンスが透けて見えるやり方で処分を下したことは、世間からどのように受け止められるか、今後の会社運営において大きなしこりを残すことになるのではないだろうか。
このままでは、「世間の声や他社との関係性を優先し、本来守るべき所属タレントの声に本気で耳を傾けていない」との誹りは免れられまい。
(文/等々力おさむ)
~ライター略歴~
山梨県出身
かつては某俳優の付き人を務めていた
現在は芸能ネタを中心にライターとして活動中