原作・芦原妃名子さん急逝の『セクシー田中さん』で脚本を担当の相沢友子が「そんな経緯があったとは知らなかった」…過去投稿は全消し、アカウントも「削除する」と宣言 | The Audience
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原作・芦原妃名子さん急逝の『セクシー田中さん』で脚本を担当の相沢友子が「そんな経緯があったとは知らなかった」…過去投稿は全消し、アカウントも「削除する」と宣言

原作・芦原妃名子さん急逝の『セクシー田中さん』で脚本を担当の相沢友子が「そんな経緯があったとは知らなかった」…過去投稿は全消し、アカウントも「削除する」と宣言
相沢友子(左)とドラマ『セクシー田中さん』主演の木南晴夏(右)

 昨年10~12月期に放送され、高い満足度とコア視聴率、さらには見逃し配信でも高い支持を獲得した、木南晴夏さん主演、生見愛瑠さんが準主演の日本テレビ系連続ドラマ『セクシー田中さん』。

 同ドラマの漫画原作者である芦原妃名子さんは1月26日、自身のX(旧Twitter)で「9話、10話(最終話)の脚本を書かざるを得ないと判断するに至った経緯や事情」を告白し物議を呼んでいた。
 
 そして、それからわずか3日後の29日、栃木県日光市の川治ダムで変わり果てた姿で発見された。芦原さん宅からは遺書のようなものが見つかっており、警視庁は自殺とみて調べている。

 同ドラマの第1~8話で脚本を担当した脚本家の相沢友子さんは、芦原さんの訃報からほどなくして、自身のインスタグラムを非公開設定、いわゆる“鍵垢”へと変更。
 
 相沢さんは、およそ昨年12月24日、『セクシー田中さん』の最終話放送当日に、自身のインスタグラムにこう綴っていた。
 
 「最後は脚本も書きたいという原作者たっての要望があり、過去に経験したことのない事態で困惑しましたが、残念ながら急きょ協力という形で携わることとなりました」
 
 さらに12月28日にも「私が脚本を書いたのは1~8話で、最終的に9・10話を書いたのは原作者です。誤解なきようお願いします」「今回の出来事はドラマ制作の在り方、脚本家の存在意義について深く考えさせられるものでした。この苦い経験を次へ生かし、これからもがんばっていかねばと自分に言い聞かせています」「どうか、今後同じことが二度と繰り返されませんように」と語っていた。
 
 芦原さんが9~10話では脚本を書かざるを得なくなったことについて、“お気持ち表明”しなければいけない状況を作ったのは、相沢さんのインスタ投稿が多分に影響したであろうことは想像に難くない。
 
 相沢さんは8日、約10日間にわたった鍵垢設定を解除。過去のインスタ投稿を全消ししたうえで、今回の騒動に対するコメントを新たな投稿で綴っている。
 
 相沢さんは、新たな投稿の冒頭で「このたびは芦原妃名子先生の訃報を聞き、大きな衝撃を受け、未だ深い悲しみに暮れています。心よりお悔やみ申し上げます」と、追悼コメント。
 
 続けて「芦原先生がブログに書かれていた経緯は、私にとっては初めて聞くことばかりで、それを読んで言葉を失いました」と、芦原さんが小学館を通じてドラマのプロデューサーとやり取りしていた内容について、「そんな経緯があったとは知らなかった」とのスタンスを明らかにした。
 
 そのうえで、「いったい何が事実なのか、何を信じればいいのか、どうしたらいいのか、動揺しているうちに数日が過ぎ、訃報を受けた時には頭が真っ白になりました。そして今もなお混乱の中にいます」と率直な気持ちを表明。
 
 「SNSで発信してしまったことについては、もっと慎重になるべきだったと深く後悔、反省しています。もし私が本当のことを知っていたら、という思いがずっと頭から離れません。あまりにも悲しいです。事実が分からない中、今私が言えるのはこれだけですが、今後このようなことが繰り返されないよう、切に願います」とし、「今回もこの場への投稿となることを、どうかご容赦ください。お悔やみの言葉が遅くなってしまい、本当に申し訳ありません。芦原妃名子先生のご冥福をお祈りいたします」とした。
 
 最後に、「これを最後に、このアカウントは削除させていただきます」としている。
 
 相沢さんは、芦原さんが「脚本に対して納得できない」と主張する背景に何があるかを、確認する努力を十分に行っていたのだろうか。
 
 その如何によっては、今回の投稿の意味合いが大きく変わってくる。
 
(文/兵藤瑠衣)