モデルで俳優の高橋メアリージュンさんが1月31日、自身のインスタグラムを更新。ストーリーズで、1月29日に急逝した漫画家で昨年10~12月の連続ドラマ『セクシー田中さん』(日本テレビ系)の原作者である芦原妃名子さんへの追悼コメントを綴った。
この追悼コメントが、同ドラマの一部脚本を担当した脚本家・相沢友子さんらに対する抗議なのではないかと、SNSで話題になっている。
メアリージュンさんは『セクシー田中さん』に、主演の木南晴夏さんが通うベリーダンス教室の先生として出演していた。
メアリージュンさんの追悼コメント全文は以下のとおり
“ショックがあまりに大きく、時間を置いた今も何と言っていいかわかりません。
「残念」「悔しい」「悲しい」という言葉では足りません
最期の彼女の気持ちは彼女にしかわからないですが、
こんな事一度として起こってほしくなかった
newsと彼女のSNSの情報しか知らないですが
彼女の尊厳と居場所はどんな理由があっても守られるべきでした
芦原先生の「セクシー田中さん」が大好きでした。
落ち込んでる時に読んで励まされて背筋が伸びました。
本当にありがとうございました。
たくさんの方の心に寄り添って下さった先生の心と体が
どうか今は安らかでありますように”
芦原さんは、同ドラマの脚本をめぐり、1~8話までを担当した脚本家・相沢さんから、昨年12月下旬に複数回、嫌味めいたインスタ投稿を浴びていた。
これを受け、芦原さんは今月26日に、9~10話の脚本を芦原さんが担当せざるを得なくなった経緯について説明。
日本テレビやプロデューサー、脚本家などから、原作漫画および原作者である芦原さんへの敬意を著しく欠いた仕打ちを受けていたことが明らかとなり、大きな騒動を呼ぶことに。
一部では、芦原さんに対し攻撃的な言説をぶつける脚本家なども出現。
この騒動の末、芦原さんは29日に栃木県内のダムで死亡しているところが見つかり、自宅に残されていた遺書の存在などから自殺とみられている。
メアリージュンさんが綴った芦原さんへの追悼コメントには、随所に、相沢さんや、相沢さんの意見に賛同していた脚本家仲間などがSNSで発信していたメッセージをなぞらえたうえで、抗議や反論をしたのではないかとみられる箇所がある。
以下、上段が脚本家サイドのメッセージ、下段がメアリージュンさんの投稿
「今後同じことが二度と繰り返されませんように」
「こんな事一度として起こってほしくなかった」
「物書きの1人として尊厳を傷つけられた」
「彼女(=芦原さん)の尊厳と居場所は」
「どんな経緯があろうとです」
「どんな理由があっても守られるべきでした」
「自分の名前を見つけた時は、すごく新鮮で背筋が伸びた」
「落ち込んでる時に読んで励まされて背筋が伸びました」
(文/永野正道)