日本サッカー協会(JFA)は1日、アジアカップに出場中の日本代表MF伊東純也が同日付けでチームを離脱するとしたが、これを訂正すると発表。
いったん、離脱を取りやめて2日に日本とドーハをつないだ会議を行い再検討のうえ判断するとした。
離脱の決定から覆った理由としては、選手から伊東とともにアジア杯優勝を目指したいとの声が上がったといい、田嶋幸三会長に相談。まずは離脱を取りやめて、2日に専門家を交えて再検討することになったという。
伊東の今後が不透明な中、日本代表のエース・三苫薫はますます評価を高めている。
三苫はアジアカップの予選リーグ3戦は、コンディション不良により出場ゼロだったが、決勝トーナメント初戦となったバーレーン戦では、後半途中からピッチに立つと、世界レベルのスピードとドリブルで相手ディフェンスを完全に翻弄。
ディフェンス4人をまとめて置き去りにし、浅野拓磨への決定的なラストパスを供給するなど、選手としての圧倒的な実力を示した。
そして、今回、「週刊新潮」(新潮社)が報じた伊東の性加害疑惑に関する記事でも。
伊東は、被害を訴える女性2人との会食の席で、酒を飲み気分を良くしたのか「キミたちは三苫派なのか、伊東派なのか」と尋ねたという。女性たちが揃って「三苫派」と回答すると「センスがない。三苫は遊ばないから、つまらない。三苫よりも、俺の方がイケてるでしょ」と言い放ったという。
記事によると、伊東は既婚者でありながら性行為をしたこと、さらには被害を訴える女性に“中出し”したことも認めており、性同意の有無について争っているという。
この状況では、伊東が満足なパフォーマンスを発揮できるとは考えづらく、また、性加害については継続審議するとしても、不倫があったことはかなり可能性が高い。日本代表に残しておくことは、多大なリスクを伴うように思えるが…。
(文/中牟田晃)