SMILE-UP.(旧ジャニーズ事務所)のアイドルデュオ「Kinki Kids」の堂本光一さんが18日、倫理観が疑われる一部ジャニオタらに対し、怒りの注意喚起を行った。
この日、堂本さんは自身のインスタグラムを更新。ストーリーズで誹謗中傷に対する想いを明かした。
「SNS自体自分は全然今だに慣れない身ですが 相手の気持ちを考えず自分の正義を振りかざして 心無いコメントをする人がいる」と切り出し、「俺に対しては全然いい それが公の場であろうが このインスタのDMだろうが なんとでも言ってくれ」とした。
そのうえで「話は派生しますが 今起きてる問題だって 元々心に傷を負ってるのにそこに攻撃的な言葉を投げるのは どうであれ絶対に許されない」と、性加害を告発した被害者に対し誹謗中傷する者への怒りを表明。
「色んなパターンがあるとは思うが 自分を応援してくれてる人にそんな人はいないと願いたいけど もしそれが俺を守ろうとか そういうつもりで先方に攻撃的なコメントをしたりしている人がいるなら そういうのほんといらない」と、一部ジャニオタらが暴走している現状に注意喚起を行った。
最後は「どの口が言ってる?との声もあるでしょうが 多くの方に声を届けられる立場上 まずは自分も気をつけたいと思っています」と自戒の言葉で締めた。
被害者に対する誹謗中傷をめぐっては、10月中旬に「ジャニーズ性加害問題当事者の会」に所属していた40代男性がこれを苦に自ら命を絶ったことが、先月14日に報じられた。しかし、この報道を受けても、SMILE-UP.からファンや世間に対し強い反省や注意喚起のメッセージはこれまでに発信されていなかった。
本来であれば、東山紀之さんや井ノ原快彦さん、あるいは木村拓哉さんあたりが率先して注意喚起すべきところだが、彼らからはこうした発信はなかった。
堂本光一さんが先陣を切ったことで、SMILE-UP.のタレントたちが、この問題と真剣に向き合い、自身のファンに対して同様の注意喚起を呼びかける流れが起きるか注目したい。
(文/福田優太郎)