7日、日本中央競馬会(JRA)が2024年度の「新規調教師免許試験合格者」9人を発表した。
これまで調教助手を務めてきた前川恭子さんが、JRA初となる女性調教師となるほか、現役騎手からは秋山真一郎さんと田中勝春さんが合格者に名を連ねた。
秋山騎手と田中騎手は来年2月いっぱいでムチを置くことになる。
田中騎手は調教師の志望動機を「34年ほど騎手をやらせてもらい、だんだん下手になってきたと感じていました。これ以上皆様に迷惑をかけることができないと思い、騎手の経験を生かし調教師を目指すことに決めました」としている。
これには、「切ない」「すごく正直で人柄が出ている」といった声や、昨年も2桁人気前後の馬を何度も勝たせるなどしている実績を示したうえで「すごい謙遜してるけど、全然まだやれる。いや、まだやれるなんてレベルじゃなく上手い」といった声が上がっている。
(文/豊田武志)