中国当局が教え子5人に常習的に性的暴行を加えた中学校の教師に死刑を言い渡し、当日、刑を執行したと「中央日報」が6日、報じた。
報道によると、ルンペイジュ被告(60歳)は中学校で担任教師として勤務していた2016年から2020年まで犯行を続けた。ルン被告は暴力・脅迫・懐柔などの手法で当時12-14歳だった女子中学生5人に繰り返し性的暴行。
その後、被害生徒のうち3人は精神疾患に苦しみ、1人は自ら命を絶ったという。
邵陽市の人民法院はルン被告の罪が重大だと判断し1審で死刑判決。ルン被告は控訴したが、湖南省の高級人民法院はこれを棄却し、1審判決を維持。そして最高人民法院から死刑執行の承認を受け、処刑を命じたとのこと。
この報道には、日本国内で「見習うべき」「中国の判断には疑問を感じることも多いけど、これは支持する」「この件は日本もそうすべき。今の日本のルールは性犯罪者に甘すぎる」「加害者の権利に厚く、被害者感情は置き去りな日本では考えられませんね」といった声が上がっている。
(文/二宮誠司)