昨年7月に急逝し、間もなく7ヶ月が経過する俳優の三浦春馬さん。
三浦さんの最後の主演映画となった『天外者』(配給:ギグリーボックス)は、一時はお蔵入りも噂されるほどの不遇を受けていたが、どうにか昨年12月11日からの公開にこぎ着けた。
だが、公開当初はミニシアターや小規模スクリーンでの上映が中心という扱いを受け、1ヶ月ほどのうちに上映終了となる既定路線があったのだが、三浦さんの魂の演技が多くのファンに感動を届け、感動を繰り返し味わおう、あるいは感動を他の人とも共有しようという動きを次々と生み出し、次第に「追加上映」「上映期間延長」「再上映」が活性化。
そして、4日には「キネマ旬報ベスト・テン」にて“読者選出日本映画1位”“読者選出日本映画監督賞”の2冠を達成。これにより、ますます『天外者』の注目度が高まり、さらなる広まりを見せている。
そんな中で、11日には新たに「東京新聞映画賞」も受賞し、どんどん勢いを増して行きそうなのだが……。
軽く捉えているのではないか
「これまで、『天外者』の全国公開スタートの告知、『天外者 五代友厚 ドキュメント』として、映画の舞台裏も扱った関西テレビでのドキュメント番組放送の予告、『キネマ旬報ベスト・テン』でのW受賞など、『天外者』に関するトピックスを毎回報告していた『三浦春馬 & STAFF INFO』の公式ツイッターが、13日昼の時点でも『東京新聞映画賞』に関しては報告していないのが謎ですね。
しばらく更新をしていないようなアカウントであれば話は別ですが、『東京新聞映画賞』受賞が分かった11日当日に『三浦春馬を騙(かた)る楽曲配信に関して』と、なりすましアカウントによる楽曲配信に対する注意喚起は行っていましたから。
そんなことは思ってないはずですが、『東京新聞映画賞』のことを軽く捉えているのではないか、なんて指摘も出始めています」(メディア記者)
おめでたい受賞のニュースだけに、近く報告コメントがあるのではないだろうか。
「三浦春馬 & STAFF INFO」アカウントの今後の動向に注目したい。
(文/中野慎二郎)