茨城県は、大子町にある果樹園「豊田りんご園」で、りんごを食べた12人が腹痛や下痢の症状を訴える食中毒にあったと発表した。症状を訴えた人の便からは、腸管出血性大腸菌O157が検出されたという。
茨城県によると、今月5日、同園の来園者47人が紙コップに入った試食のりんごを食べたところ、このうち12人が腹痛や下痢などの症状を訴え、病院で治療を受けたという。
6歳の男の子と70代と80代の女性2人の計3人が入院しており、6歳の男の子と70代の女性は重症で治療中だという。
症状を訴えた人の便からは腸管出血性大腸菌O157が検出されていて、保健所が29日、食中毒と断定した。
なお、豊田りんご園は現在、りんごの試食の提供を取りやめているという。
(文/二宮誠司)