TBS「ジャニーズ検証」第2弾は稲垣吾郎、草彅剛の不祥事をあげつらうSMAPサゲ 藤島ジュリー景子への忖度モロ出し 植田博樹PのNumber_iに対する誹謗中傷にも触れず | The Audience
TBS「ジャニーズ検証」第2弾は稲垣吾郎、草彅剛の不祥事をあげつらうSMAPサゲ 藤島ジュリー景子への忖度モロ出し 植田博樹PのNumber_iに対する誹謗中傷にも触れず | The Audience
スポーツソーシャル芸能
  • ホーム
  • 芸能
  • TBS「ジャニーズ検証」第2弾は稲垣吾郎、草彅剛の不祥事をあげつらうSMAPサゲ 藤島ジュリー景子への忖度モロ出し 植田博樹PのNumber_iに対する誹謗中傷にも触れず

TBS「ジャニーズ検証」第2弾は稲垣吾郎、草彅剛の不祥事をあげつらうSMAPサゲ 藤島ジュリー景子への忖度モロ出し 植田博樹PのNumber_iに対する誹謗中傷にも触れず

TBS「ジャニーズ検証」第2弾は稲垣吾郎、草彅剛の不祥事をあげつらうSMAPサゲ 藤島ジュリー景子への忖度モロ出し 植田博樹PのNumber_iに対する誹謗中傷にも触れず
TBS本社ビル

 TBSが26日早朝に『TBSレビュー』(関東ローカル)で報じ、TVerやTBS FREEでの配信も行っている「旧ジャニーズ事務所問題に関する特別調査報告」

 27日朝の情報番組『THE TIME,』でも取り上げたことで、少しずつ世間に認知されてきているようだが、その内容は旧ジャニーズへの忖度からの脱却を図るものと呼ぶにはほど遠く、むしろ旧ジャニーズへの忖度をこれからも継続していくという意向が色濃く反映されたものだった。
 
 氏名をAと伏せてはいるものの、「容疑者」ではなく「メンバー」という呼称を使った事例として、2001年8月の当時SMAPのメンバーだった稲垣吾郎さんの道路交通法違反や公務執行妨害のケースを採用。
 
 やはり氏名をBと伏せてはいるものの、2009年4月に公然わいせつ容疑で釈放直後のアイドルの乗った車をTBS本社にかくまった経緯の説明として、同じく当時SMAPのメンバーだった草彅剛さんのケースを紹介。
 
 同事務所の創業者で元社長・ジャニー喜多川さんにまつわる問題とともに、この2件を強調して取り上げたのである。
 
 この2件は、当時、テレビ各局をはじめ大々的に報じられ、その後、不起訴とはなったものの、稲垣さん、草彅さんともに社会的ペナルティを十分に受けた事例。
 
 一方で、まだ5年ほどしか経過しておらず、世間の記憶にも強く印象が残っているはずの、2018年に発生した、当時TOKIOのメンバーだった山口達也さんが強制わいせつ容疑で書類送検された際にも「容疑者」ではなく「メンバー」と呼んでいた件。
 
 あるいは、Hey!Say!JUMPの中島裕翔さんが2016年4月に早朝の路上で抱きつくなどの痴漢行為をし警察沙汰となったものの、抱きつかれた女性が被害届を出さなかったことで刑事事件とはならず、テレビでは一切報じなかった件。

 これらには全く触れず、露骨に同事務所を去った元SMAPを貶め、そうすることで前社長で現代表取締役の藤島ジュリー景子さんによる圧力の存在を隠す意図があるようにすら見受けられた。
 
 また、同局の社員であるプロデューサー・植田博樹さんが10月15日に、「Number_i」として活動していくことを発表した平野紫耀さん、神宮寺勇太さん、岸優太さんに対し自身のX(旧Twitter)で「人って、道を踏み外すと顔つき変わる。元仲間が困っている時に、背中から斬りつける真似は、僕は好きじゃない」とコメントした問題についても一切触れていない。
 
 要するに、触れやすいところにだけ触れ、触れづらいところはスルーしており、触れていない部分にこそ、真の闇が潜んでいると考えるのが妥当だろう。
 
 なおTBSでは、朝のバラエティー番組『ラヴィット!』に、このところ同事務所に所属するタレントを極めて頻繁にゲスト出演させている。
 
 特別調査報告、などともっともらしい名前をつけているが、ただの「SMILE-UP.さん、これでいいですよね文書」に過ぎないのが実情である。
 
(文/福田優太郎)