今江敏晃監督が新たに就任した楽天イーグルスに、思わぬ醜聞が降って湧いてしまった。
25日、複数のスポーツ紙が報じたところによると、済美(愛媛)時代に甲子園大会準優勝の実績があり、14年ドラフト1位で入団して、今シーズンも57試合に登板した安楽智大投手が、複数の後輩選手に対しパワーハラスメントやセクシャルハラスメントをしている疑いがあるという。
今オフの契約更改交渉の席などで「安楽から日常的にいじめを受けている」と告発があったといい、ロッカールームで倒立を命じ、身動きできない状態の後輩からズボンやパンツなどを脱がせ下半身を露出させたうえ、陰部に靴下をかぶせて笑いものにした。
あるいは、食事などの誘いを断ったり電話に出ない際は「だからお前はダメなんだ」などの言葉で人格否定を繰り返し、「罰金」と称して金銭の支払いを強要することもあったという。
記事ではパワハラという表現が用いられていたが、書かれている内容はパワハラやセクハラにとどまらず、犯罪に該当する可能性が十分考えられる。
球団は事実関係を調査した上で、厳正に対処する方針だといい、25日に行われる安楽投手との契約更改ではどのような提示がされるのか注目が集まる。
報道を受け、「これはクズ過ぎる」「すぐにクビにしろ。でないと、せっかく今江監督体制に刷新したのに印象が悪すぎる」など、ファンからは厳しい声・視線が注がれている。
(文/中牟田晃)