2日夜、横浜市中区伊勢佐木町のタイ料理店が軒を連ねる「タイタウン」と呼ばれるエリアの路上で、日本人男性3人が刺され、うち1人が死亡、1人が重傷、1人が軽傷を負う事件が発生した。
事件発生直後の「テレ朝NEWS」の報道などでは、「タイの店の前に自転車が止まっていて、ぶつかって倒れちゃったから、お店の人が直しに来たら、そこでけんかになった。倒した側の日本人5人組と、タイの店から出た2人が殴り合いになって、店の人が刃物で刺した」との目撃証言が伝えられていたが…。
複数の目撃情報からは、事件現場の向かい側の路上で、5人組の日本人グループが駐輪してある自転車を次々と蹴り倒し、続けてタイ料理店がある側の路上でも同様の行為に及んでいたところを、タイ料理店スタッフ2人が口頭注意。
これに逆ギレした日本人グループが、タイ人スタッフを激しく殴る蹴るの暴行。堪りかねたタイ人が刃物で日本人グループを刺したという状況が見えてきた。
死亡した男性は、特に強く暴行を加えていたという。
当時の状況はSNSで動画も拡散されており、「どう見ても日本人側に非がある」「刃物でやり返さなければ殴り殺されていたように見える」「タイ人はそもそも正当な注意をしているし、先に手を出し、そのまま激しく暴行していたのは日本人グループの方。タイ人の犯人には、寛大な処分が下ってほしい」といった声が数多く上がっている。
(文/二宮誠司)