1日の「週刊文春 電子馬」(文藝春秋)が、9月30日にマンション18階から飛び降り「自殺」した宝塚歌劇団・宙組の“有愛(ありあ)きい”さんについて衝撃的な情報を報じた。
同劇団の理事長・木場健之さんたちは自殺の隠蔽を画策していたという。
事件当日に唯一出た案が「有愛を休演者扱いにして千秋楽で退団にする」というシナリオだったが、先に「タカラジェンヌが転落死。自死と見て警察が調べている」との報道が出てしまったため隠し通せなくなったと劇団関係者が証言しているというのだ。
隠蔽体質の組織と言えば、アメリカンフットボール部の薬物汚染をめぐる日本大学、創業者で元社長・ジャニー喜多川さんの性加害問題をめぐるジャニーズ事務所と、このところ立て続けに注目を集めている存在があるが、宝塚歌劇団もこれらに勝るとも劣らないものが感じられる。
徹底した調査によって、きっちり膿を出し切ってもらいたい。
(文/木暮雅人)