14日からスタートする吉沢亮さんが主演を務めるNHK大河ドラマ『青天を衝け』にて、ディーン・フジオカさんが五代才助(後の五代友厚)役を務めることが、同局より9日に発表された。
ディーンさんは、2015年放送のNHK連続テレビ小説『あさが来た』でも同じく五代を演じており、朝ドラと大河で同役を演じるという非常に珍しいケースとなる。
また、五代才助(五代友厚)と言えば、現在ロングラン上映中のアノ映画を想起する方も多いのではないだろうか。
日本映画界の中心と呼んでも過言ではない
「昨年7月に急逝した三浦春馬さんにとって最後の主演映画となった『天外者』(配給:ギグリーボックス)ですね。
昨年12月11日から全国公開がスタートすると、当初の1ヶ月程度の上映期間をはるかに超え、今もなお全国各地の劇場で絶賛上映中です。
つい先日には『キネマ旬報ベスト・テン』にて“読者選出日本映画1位”と“読者選出日本映画監督賞”をW受賞し、あらためて追加上映や上映期間延長が続々と決まっており、『劇場版 鬼滅の刃 無限列車編』(配給:東宝/アニプレックス)にも引けを取らない、現在の日本映画界の中心と呼んでも過言ではない作品です。
この『天外者』で三浦さんが演じている主人公が、NHK朝ドラと大河のディーンさんと同じく“五代才助(五代友厚)”なんですよ。
『天外者』の場合は、『あさが来た』『青天を衝け』とは違い、五代才助が主役で五代の生涯を描いた物語となっていますので、三浦さんの方が本家の五代と言ってもいいかもしれませんね」(メディア記者)
本家論争は人それぞれで答えは異なるだろうが、三浦さん、ディーンさん、それぞれが演じる五代をこの機会に見比べてみるのも一興ではないだろうか。
(文/福島秀明)