『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)などを手掛けた放送作家・脚本家で、お笑いトリオ「森三中」大島美幸さんの夫・鈴木おさむさんが、来年3月いっぱいで放送作家と脚本家を引退すると、自身のX(旧Twitter)で発表した。
きっかけは、4年前に山下達郎さんのライブで「LAST STEP」という曲を聴いたこと、そして「120%の力が発揮できた」というSMAPが解散したことだとしている。
鈴木さんは同日発売の「週刊文春」(文藝春秋)で「最後のテレビ論」という連載をスタート。
第1回となるこの日の連載記事では、「来年4月からは何をするのか?というと、若い人たちを応援する仕事に挑戦しようと思っています。でも、次に何をするかというより、今の仕事を辞めると決めることが大事なんです。辞めると決めないと、“新しい地図”を描けないと思った」という表現や、「SMAPのマネジメントをされていて僕がずっと尊敬している飯島三智さん(=現在は“新しい地図”として活動する稲垣吾郎さん、草彅剛さん、香取慎吾さんが所属するCULENの社長)」との記述が見られ、SMAPに対する深い憧憬と敬意がここでも感じられた。
なお、鈴木さんは昨年、SMAPが解散の前年、解散騒動の末に『SMAP×SMAP』において生放送で公開謝罪をさせられるという、ファンの間では「公開処刑」と呼ばれている事件の裏側などを記した小説「20160118」(文藝春秋)を執筆。
同小説を出したことにより、所属するスマイルカンパニーの前社長・小杉理宇造さんから呼び出しを受けたこと、そのときの何とも言えないやり取りの様子についても連載の中で明かしている。
(文/兵藤瑠衣)