創業者で元社長・ジャニー喜多川さんによる性加害問題を受け、出直しのために開いたはずの会見で「NGリスト」が存在していたことが発覚するなど、日に日に信用が失墜していっているジャニーズ事務所。
先頭に立って同事務所を追及している「ジャニーズ性加害問題当事者の会」から、新たに大島幸広さんが脱退したことが分かった。
大島さんが10日深夜、自身のX（旧Twitter）を更新し「私は当事者の会を正式に退会致しました」と報告。「当事者の会とは、考えや方向性のズレがありました。このまま当事者の会で活動しても私の考える解決の道とは違う方向になりそうなので、この辺りで違う道へ進ませて頂きます！」と理由を説明。
そのうえで「今後も活動を続け、時効撤廃、児童性加害撲滅を訴え激しく活動していく次第です。声を上げ続け 声が枯れても声を上げ続け そこから更に声を上げ続ける覚悟です」「今後僕らのような経験をする子供ができないように。しっかり頑張っていきます！！！！いろいろありましたが、ここから新たなスタートなので頑張ります」と決意を語った。
同会からは、かつてはジャニーズアイドルグループ「忍者」の一員として活動していた志賀泰伸さんが5日に脱退していた。
志賀さんは「平本淳也代表、石丸志門副代表との方向性の違い」を脱退理由に挙げていた。
今後、大島さんと志賀さんが協力して新たな組織を立ち上げるのかなど、その動向に注目が集まる。
（文／高柳拓郎）