タレントのデヴィ夫人ことデヴィ・スカルノさんが10日、自身のX(旧Twitter)を更新。
ジャニーズ事務所創業者で元社長のジャニー喜多川さんによる「性加害」について言及。以前の発言を撤回するとともに謝罪した。
デヴィ夫人はこの日、自身のXで「過日 私はジャニー喜多川氏について庇護する発言をXに表明致しましたが、様々な報道で私の全く知らない喜多川氏の愚行を知り、驚きと共におぞましく感じました。以前の発言を撤回させていただくと共に、私の発言により傷ついた方、怒りを覚えた方に心より申し訳なく思います」とコメント。
このコメントに対しては「君子は豹変すですね」「間違いに気付いても態度をあらためたり謝罪したりできない人もいる中、意固地にならずにこうして伝えてくださる姿勢は素晴らしいと思います」と評価する声がいくつも上がっている。
デヴィ夫人は7月半ば、X(当時はTwitter)に「私はジャニー氏をよく知っている。事務所の子を我が子のように愛しく大切に可愛がり、ワゴンに沢山のお弁当を載せて自ら各楽屋に配っていた。ジャン・コクトーがジャン・マレーを愛したように、そのような特別な世界、関係性というものはある。ジャニー氏は半世紀に渡って日本の芸能界を牽引し、スターを育て、その非凡な才覚で何億何千万という人々を楽しませ、夢中にさせてきた。昨今の流れは偉大なジャニー氏の慰霊に対する冒涜、日本の恥である」
「ジャニー氏が亡くなってから、我も我もと被害を訴える人が出てきた。死人に鞭打ちではないか。本当に嫌な思いをしたのなら、その時なぜすぐに訴えない。代わってジュリー氏が謝罪も済ませているのに、これ以上何を望むのか」
「東山紀之氏は被害を訴えた元jr.たちの発言を『勇気ある告白』と表現し、『ジャニーズ』という名前の廃止についても言及した。その才能を見出し、育て、スターにしてくれたジャニー氏に対して、恩を仇で返すとはこのことではないか。非礼極まる。被害を訴えている人々は国連まで巻き込んで、日本国の日本人として、そんな権利がどこに与えられていると思っているのか。あまりにも嘆かわしく、恥ずかしい」
など、連続の投稿で、ジャニーさんによる性加害の被害者たちへのセカンドレイプとも言うべき発言をしていた。
同時期には、シンガーソングライターの山下達郎さんが、自身がパーソナリティーを務めるラジオ番組で、ジャニーさんやジャニーズ事務所を褒めそやす発言をしていた。
デヴィ夫人のように前言撤回し謝罪するのか、あらためて注目が集まりそうだ。
(文/福田優太郎)