7日放送の『報道特集』で、ジャニーズ事務所の性加害問題、同問題をかたるうえで欠かせない同事務所による圧力、メディアによる同事務所への忖度などを30分以上にわたって報じたTBS。
ようやく、主要メディアとしての責任を果たす方向へと舵を切ったかに見えたのだが…。
同番組は、YouTubeやTVerにて見逃し配信を実施しているのだが、8日夜までに投稿されたのはジャニーズ問題特集の前半部分のみ。
同番組のキャスターを務める村瀬健介さんが「報道局員は、仕事でジャニーズ事務所の関係者とかかわることはほとんどありません。それでも社内で見聞きしてきた経験から、“ジャニーズは面倒だ”という感覚を持っている局員が私を含め大勢います」と発言した箇所。
制作担当者による「怒らせたらダメ。この1年の間にも、ジュリー氏を通してキャスティングをめぐる圧力が番組にあった」との証言を取り上げた箇所。
これらを含む後半部分については、放送終了から24時間以上が経過した今も投稿されぬまま。
このまま未投稿の状況が続けば、ジャニーズからの圧力、ジャニーズへの忖度が今なお強く残っていることが印象付けられてしまうが果たして――。
(文/等々力おさむ)
~ライター略歴~
山梨県出身
かつては某俳優の付き人を務めていた
現在は芸能ネタを中心にライターとして活動中