「指名NGリスト」の存在が発覚し、やり直し会見の実施が求められている、ジャニーズ事務所が2日に開いた、創業者で元社長・ジャニー喜多川さんによる性加害問題をめぐる2度目の記者会見。
NGリストについては、会見運営を任されたFTIコンサルティングが独断で作成したもので、ジャニーズ事務所は作成に関与していないということが、FTIとジャニーズの双方から公式発表された。
ジャニーズ事務所は「事前の打ち合わせにおいて、PR会社(=FTI)が持ち込んだメディアのリストに“NG”という文言を見つけた井ノ原が『これなんですか?絶対指さないとダメですよ』と言ったところ、PR会社は『では、前半ではなく後半で当てるようにします』と言った。その場にいた全員が、そのやり取りを聞いていた」と4日に公式発表。
そもそも、これで「リスト作成に全く関与していない」と言えるのか疑問である。
また、この公式発表からは、井ノ原快彦さんらジャニーズサイドは、2度目の会見における事前打ち合わせで初めてNGリストの存在に触れたように思えるのだが…。
6日の『ひるおび』(TBS系)で、1~2度目の会見両方に参加していたコメンテーターの山田美保子さんは「1度目の会見のときも、会場スタッフが質疑応答の途中で女性司会者にひそひそと耳打ちしている場面があった」とコメント。
1度目の会見の打ち合わせでもNGリストは存在していたのか、もしそうであれば、今回ジャニーズ事務所が公式発表したエピソードはウソを含んでいるということになるが果たして――。
(文/福田優太郎)