人気ジャニーズアイドルグループ「嵐」の櫻井翔さんが、来春に月曜キャスターを務める『news zero』(日本テレビ系)を卒業するという。
4日の「東スポ」によると、櫻井さんは同番組でジャニーズ性加害問題について自身の言葉で語りたくても語れなかったようだ。
「問題が明るみに出た当初、櫻井にはコメントさせないといった意向をジャニーズが伝えていた」「世間の目が厳しくなり、何か話さなければという空気になった時も、通りいっぺんのコメントしかさせなかった」という、関係者の証言が記されている。
ジャニーズの日本テレビ、櫻井さん双方に対する圧力により、日本テレビは櫻井さんの扱いに苦慮。櫻井さんは「番組側にこれ以上、迷惑をかけられない」と考え、双方の話し合いの結果、来年3~4月あたりで卒業する方向で話がまとまったという。
今回の報道からは、櫻井さんは世間からの「ポンコツ」「ジャーナリスト失格」など厳しい声に晒されてもなお、事務所の意向に反発できなかったという側面が見える。
つまり、従わざるを得ないだけの圧力、恐怖政治が今も続いていることを示していると言えるだろう。
Snow Manの目黒蓮さん、ラウールさんは「1年くらい前から事務所は変わった」「やりたいことをやらせてもらえる」「相談できる風通しの良い環境」と9月にブログで、やたらと事務所をアゲる投稿をしていた。
一部のタレントだけが優遇され特別扱いを受けているのか、あるいはブログの投稿内容が事務所からの指示による捏造だったのか。
いずれにせよ、2度の会見からも浮き彫りになったとおり、やはりジャニーズは体質を改善する気などさらさらないようだ。
(文/福田優太郎)