ニュース解説メディア「The HEADLINE」の編集長・石田健さんが3日、山里亮太さんと武田真一さんのダブルMCによる情報番組『DayDay.』(日本テレビ系)に、火曜日コメンテーターとして生出演。
2日に行われた、ジャニーズ事務所の創業者で元社長・ジャニー喜多川さんによる性加害問題をめぐる、同事務所の2度目の記者会見について“違和感”を語った。
石田さんは「児童に対して性加害をした企業のトップが、『子どもも見ているので落ち着いていきましょう』と言うのは非常に違和感。もともと子どもに対してやったことが問題になっての会見なのだから」とコメント。
続けて「もし不祥事を起こした企業が『皆さん落ち着きましょう』と会見で言ったら、かなりの批判を浴びているはず」「広く愛されている井ノ原さんだからそうならなかった」「おまけに拍手まで起こったのは、井ノ原さんが持っている良いイメージにメディアが加担している」と説明。
さらに「記者会見には時間の限りがある、ルールがあるのも分かるが、今回の場合は記者会見をした会社側がルールを定めている」と、追及される側の都合で設定されたルールを疑問視。
そのうえで「ルールが十分に説明されていないのであれば『それはおかしい』と指摘するのが報道の役割」と、役割を放棄して拍手で称賛した一部の報道陣に否定的な見解を示した。
ジャニーズの2度目の会見終盤、質疑応答が真っ当に行われていない、ルールがおかしいとして場が紛糾。これを井ノ原快彦さんが「会見は生放送されていて、子供たちにも伝わります。自分にも子どもがいます。被害者の方々も見ています。だからこそ、被害者のことでもめている大人の姿を見せたくない。どうか、落ち着いてください」と収め、一部の参加者からは拍手が起こるという場面があった。
(文/等々力おさむ)
~ライター略歴~
山梨県出身
かつては某俳優の付き人を務めていた
現在は芸能ネタを中心にライターとして活動中