4日夜、「2020年 第94回 キネマ旬報ベスト・テン表彰式」が行われ、昨年7月に急逝し2月3日で200日が経過した俳優の三浦春馬さん最後の主演作『天外者』(配給:ギグリーボックス)の田中光敏監督が「読者選出日本映画監督賞」を受賞した。
田中監督は表彰式で「三浦春馬という最高に素晴らしい役者と出会って、一緒に『天外者』を作り上げた」「これは春馬くんにもらった賞だと思っています」など、三浦さんの功績を称えるスピーチをした。
また、「三浦春馬さんは“オスカー”に値する」つまり、アメリカのアカデミー賞に値するレベルだと先日語っていた『天外者』で三浦さんと共演した俳優も、田中監督の受賞を受け5日にツイッターでコメントを寄せている。
なによりも大切で貴重な存在!!!
「邸宅跡が長崎県にある観光施設の『グラバー園』となっていることでも有名な、トーマス・グラバー役で『天外者』に出演しているロバート・アンダーソンさんですね。
『日本の皆さんありがとう!!!私は『天外者』に関わったすべてのスタッフと役者たちを心から誇りに思います。そして、なによりも大切で貴重な存在!!!それはアナタたちファンです!!絶対にずっと三浦春馬さんを覚えていましょうね!!』と語っていますよ。
『天外者』に出演している俳優の中で、誰よりも先に公式にコメントをされていて、ロバートさんの作品に対する愛や、田中監督らスタッフ、三浦さんら共演者たち、そしてファンへのリスペクトが強く感じられました」(メディア記者)
日本アカデミー賞の優秀賞各部門に『天外者』関連が不選出となった際には、三浦翔平さんや西川貴教さん、森永悠希さん、森川葵さん、蓮佛美沙子さんらは公式にコメントはしていなかった。
今回の田中監督の受賞では、何かしらのコメント発表があるのか、注目が集まる。
(文/窪田翔吾)