経済同友会の新浪剛史代表幹事(=サントリーHD代表取締役社長)が29日、日本記者クラブ(東京都千代田区)での記者会見で、ジャニーズ事務所のジャニー喜多川元社長の性加害問題に関する質問に次のように語った。
「経営に性加害を知っていた方々がいると、被害を受けた人の心境を考えると非常に厳しいと思う」「児童虐待は決して許されない。欧米のスタンダードだと、会社そのものが立ちゆかなくなる。ニューヨーク・タイムズをはじめ『日本は変わった国だ』という反応で海外から理解されていない」
そんな中、30日に「サンケイスポーツ」が、10月2日の記者会見で発表される、ジャニーズ事務所のマネジメント部門を切り離す形になるとみられる新会社について、社長は東山紀之さん、副社長は井ノ原快彦さんで一本化されたと報じた。
新浪さんの発言からは「東山紀之さんが新会社の社長に就くなど間違ってもやるなよ」というニュアンスがひしひしと感じられた。にもかかわらず、ジャニーズは東山さんを新会社の社長に据えたということになる。
やはり、ジャニーズには自浄能力が皆無なようだ。
(文/等々力おさむ)
~ライター略歴~
山梨県出身
かつては某俳優の付き人を務めていた
現在は芸能ネタを中心にライターとして活動中