音楽特番『テレ東音楽祭』(テレビ東京系)の総合MCを、2015年から担当してきたTOKIOの国分太一さんが降板する方向で最終調整されていることが22日、分かった。
2014年の第1回放送では第2部の司会を務め、翌年からは総合MCとして番組の顔となってきた国分さんにもジャニーズ性加害問題の影響が出ることになりそうだ。
国分さんは、現在は株式会社TOKIOの所属だが、同社はジャニーズ事務所の前社長・藤島ジュリー景子さんが代表取締役を務め、同社株100%を保有している。
番組スポンサーがジャニーズタレントの起用に難色を示したことによる判断で、広告関係者が「司会の国分さんだけでなく、歌手として出演する他のジャニーズタレントの起用も見送られる可能性があります」とも話している。
今夏の放送では堂本剛さん、関ジャニ∞、Travis Japanら10組のジャニーズタレントが出演。昨夏からは“テレ東音楽祭応援隊長”という肩書でもジャニーズWESTやTravis Japanを起用するなど、ジャニーズ依存が強まっていたが、11月中旬に放送予定の『テレ東音楽祭』はガラリと装いを変えて放送されることになりそうだ。
また、スポンサーの“撤退ドミノ”の状況を見れば、嵐の櫻井翔さんがMCを務める『ベストアーティスト』(日本テレビ系)、相葉雅紀さんがMCの『FNS歌謡祭』(フジテレビ系)も同様に、MC降板や出演アーティストからジャニーズタレントを排除するという動きをとらざるを得なくなるだろう。
(文/福田優太郎)