ジャニー喜多川さんによる性加害を告発した1人で、元ジャニーズJr.の橋田康さんが22日、『情報ライブ ミヤネ屋』(読売テレビ・日本テレビ系)に生出演。
橋田さんは前日の21日に、ジャニーズ事務所のオフィスで同事務所の新社長・東山紀之さん、ジャニーズアイランド社長・井ノ原快彦さんと直接対話した際、自身の在籍当時は「ジャニーさん、マネージャーさん、振付の方の3パターンしか大人がおらず、ジャニーさんはそういうこと(性加害)がある。マネージャーさんにも性加害の噂があった。振付の方は、私生活の相談をするような距離感ではなかった。頼れる大人がいなかった」ということを伝えたという。
一方で、現在はジャニーズJr.内での揉め事があれば井ノ原さんに情報が入り対応するようになっていると聞き、「(自身の在籍当時とは)状況が全然違うんだろうなと感じた」と振り返った。
再発防止特別チームの調査報告、さらにはジャニーズ事務所の記者会見でも、ジャニー喜多川さん以外による性加害として「社員による性加害」は明言されていた。
しかし、その後の被害補償に関する発表では、いつの間にかジャニー喜多川さん以外による性加害は補償の範囲から外されており、記者会見で何度も追及があった東山さんの性加害、あるいは昨年末より複数の元Jr.が告発している「なにわ男子」大西流星さんによる性加害については、意図的に世間の注目から遠ざけようという意図が見え隠れしていた。
そんな中、性被害当事者である橋田さんが、あらためてジャニーさん以外による性加害に言及した意味は非常に大きい。
これが、「マネージャーなど社員によるものはもちろんのこと、東山さんや大西さんの性加害についても徹底調査すべき」という機運を高めることにつながっていくのではないだろうか。
(文/福田優太郎)