ジャニーズ事務所の性加害問題を受けて、W杯開催国フランスの大手紙「ル・モンド」に櫻井翔さんの「ジャパンラグビーアンバサダー2023」起用を批判されていたラグビー男子日本代表。
15日に日本ラグビー協会は、国際的な批判を無視する形で櫻井さんの続投を発表。
続投発表後、初の試合となった日本代表のW杯2戦目、ラグビーの母国・イングランドとの試合は、12ー34で日本が完敗した。
この試合は日本テレビ系で生中継され、櫻井さんも日本テレビのスタジオから熱戦の模様を見守っていた。
日本は前半を9-13と僅差で折り返したものの、後半はイングランドに終始、主導権を握られる展開に。
4トライを奪って勝利による勝ち点以外にもボーナス勝ち点1を獲得したイングランドとは対照的に、日本は1つのトライも奪えず、7点差以内での敗戦の際に与えられるボーナス勝ち点1を獲得することも叶わなかった。
これにより、29日に行われる第3戦、サモアとの1戦に勝利できなければグループリーグ突破が極めて厳しい状況となった。
早くも決勝トーナメント進出に黄信号が灯った日本。櫻井さんともども、この窮地を脱することができるだろうか。
(文/中牟田晃)